★名園人志のADHD及び自律神経症レポート★
躁鬱、神経症を伴うADHD(注意欠陥・多動性障害)及び自律神経症の体験レポートです。
神経症等で悩んでる方及び研究されている方の参考になればと思い、UPします。
※このページは、医師に提出したレポートに加筆、修正を行ったものです。
注)このレポートにより第三者に発生した損害すべてにおいて、いかなる責任を負いません。
目次:
【概要】(自己紹介・現在服用している向精神薬等・過去に服用した事がある向精神薬等・過去の神経症傾向・現在の治療法)
【履歴】(2005年 5月以前・5月・8月・9月・10月〜11月・12月 2006年 1月〜5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月・12月)
【神経症及び躁鬱病に対する仮説】
【リンク集】
- 1971年2月生れ。男性。東京都出身。血液型A。
- 両親は自営業。父、右耳の耳鳴り有り。母、耳鳴り・顎関節症・花粉症有り。
- 乳幼児期:左手でスプーンを持っていた時期があった。
- 保育園:殆ど昼寝をしなかった。
- 小学生:内向的な一面があった(一人でゲームセンターに通っていた)。車酔いをしやすかった。
- 中学生・高校生:いじめにあった経験有り。
- 高校卒業後:新聞奨学生をしながら専門学校へ(ただし、中退)。以降、3〜5年毎に転職。派遣社員、アルバイトが多いが、正社員も経験あり。経験職種は販売、製造、事務及びIT関連アシスト。
- 24 歳頃から本格的にバンド活動(2006年5月末まで続け、現在休止)。
- 喫煙、一日 20 〜 30 本。飲酒、一日缶ビール 350ml
一本またはウーロンハイをコップ2杯。因みにドラッグの経験は無し。
- (神経症以外)花粉症。鼻炎ぎみ。近視・乱視。顎関節症気味。
- ドグマチール錠50mg×1・タガメット錠200mg×1×1(以上、毎食後)、セパゾン錠1×1/2・エビリファイ錠3mg×1(以上、毎食後・就寝前)
- 躁鬱状態( 18
歳頃より躁3〜5年サイクル、鬱は状況により、3〜5年サイクルまたは半年〜1年サイクル)
- 2004年3月末〜4月中旬に急性ストレス障害を経験(同時期に躁状態有り)
- 30〜33歳頃に自傷癖または軽い自殺未遂有り(アームカット、薬の過剰摂取(但し致死量には至って無い))
- 心の中で他人(架空の人物の場合も有り)を作り上げて会話するクセ(妄想癖?)有り
- 投薬療法、(以下は自己流)作業療法、森田療法、生活スケジュール法、行動療法、自己分析、カウンセリング(ADHDに基づく自己対話による)
- 某市で一人暮らし。
- 派遣社員(製造業、 IT 関連部署に勤務、主にWeb製作、社内ヘルプデスク、消耗品の発注と管理を担当)
- 週2回バンドのライブ活動。
- うつ状態、自傷癖(アームカット)の為、通院歴有り。
- 2004年3月末に派遣契約のトラブルによる急性ストレス障害を経験(この時は、他にも抱えていた問題や頑張りすぎていた部分が有り、それぞれを解決していく毎に脳の鈍痛を感じ、快方に向かった)。
- 仕事上、新規にプログラム言語を覚えるが業務で使用可能なまでには至らず。
- 満期につき派遣会社退職(この時点で、派遣会社の営業担当より、別派遣先の紹介予定が口約束であり)。
- 鬱状態(引きこもり)。
- 就職情報誌は眺める程度に読む。
- バンド活動は続ける。週2回のライブ活動、2〜3日のライブツアー数回、計2回のレコーディングを行う。
- 鬱状態から回復してくる。コレクションしていた音楽雑誌のインタビュー記事を中心に単行本などを徹底的に読み直す。
- バンド脱退をメンバーに伝える。人に脱退する事を言う度に軽い急性ストレス障害の症状が出る(右脳→左脳の鈍痛が10分程)。
- 全ての音楽雑誌、不要な楽器、本、CD(300枚程度)を捨てる。
- インターネットで「統合失調症」の記述を見つける。「100〜120人に一人」「独り言が多い」「心の中で自分や他人と会話」等の記述から、自分がそうではないかと疑問を抱く。
- 鬱状態の周期から、躁鬱の原因が職場、友人関係ではなく、家庭環境にあると推測。
- 就職活動。建設業界(内装屋)に就職。
- 仕事中、口の中がずっとしょっぱい(塩分の放出?味覚障害?)。→「この年齢での職場での新人としての働きかた」について他人を観察しながらひたすら考える→躁状態に。
- 働き方等を理解する→躁状態ピークに。
- 右利きだったのが左利きに変わる→急性ストレス障害の症状が出る(心拍数増加による吐き気)→退職
1週目
- 服用、ドグマチール 100mg、セパゾン 1mg 、タガメット
200
(以上、各毎食後1錠づつ)、(吐き気・胃痛時に頓服として)市販の漢方薬
- 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・皮膚感覚・左右の感覚なし。
- 皮膚感覚のうち、痛みが少しづつ感じるようになる。
- 食欲無し。睡眠全くとれず(ただし肉体的な疲れは感じない)
- 熱中症の治療と同じように、ひたすら塩分、食事、水分をとる。味覚、塩分を取ると舌先に痛みを感じる。
- 満腹間が出る。食べた物が舌先、皮膚からすぐに出てくる。
- 左右の感覚なしがピークに。両手のひらを並べてみた場合、瞬きした瞬間に各目が見ている手が入れ替わる。
- 右目・右鼻を抑えて複式呼吸をすると、手相の切れている個所が1本に寄り、左手の傷が減っていく。左目を抑えても同様に、右手の手相等が変化していく。右目・右鼻を塞ぐと左が若返り、左目・左鼻を塞ぐを右手が若返る。その後、鏡を見ても左右の黒目の位置がずれている他は特に異常なし(視覚障害か?)。
- 水分の放出をする(大便、小便、自慰行為時に放出される)。
- 腹式呼吸が完全に出来るようになる→寝ていなくても睡眠を取っている状態を作れる
- 思考の回転は速い、但しまとまらず(躁状態のピークか?)。
2週目
- 思考、まとまらず。探し物が出来ず。何かを置いて別の事をしていると、何処に置いたか忘れてします。但し、自然にうろうろ部屋の中を回っているうちに探していた場所にたどり着く。
- 右手が言うことを聞かず。考える瞬間に行動してしまう(癲癇の症状の一種か?)。文章を書こうとすると1〜2文字を飛ばして書いてしまう。漢字で思い出すと漢字で書こうとする。カタカナで思い出すとカタカナで書こうとする。一字の中に混在することも。眼鏡が見つからないせいもあり、部屋片付けは手探り状態。
- 屋外で片付け作業中、雨が見えず、聞こえず、皮膚で感じず(屋内では、水道の水は見えるが、閉め忘れ多し。忘れている場合、水道の音は聞こえず)。
- 平衡感覚に難。特に屋内。車酔いに近い状態。
- 目、充血、右目がロンパリ気味(もともと乱視有)。
- 顔(主に右側)、チック、又は顔面マヒのような症状。
- 夜間はコンビニ等に買い物に。やはり雨が見えず。店内で自分が歩いた後を振り返っても濡れている個所は見えず。
- 親に「病院に行け」と怒鳴られる度に吐き気症状。
- 幻聴有り。音楽→他人の声(架空の人物有り)→家族の声→母親の声(トラウマか?)→(普通の)耳鳴り、と変化。
- 睡眠が取れるようになる。寝るときに頭を北に(足を南に)すると落ち着く。一回寝た後は、玄関の方向に足を向けて寝ると落ち着く。
- 視覚・味覚・嗅覚戻る。嗅覚について、祖母の仏壇にお線香をあげた時に戻る。
- 絨毯の汚れ・落ちている物を見た瞬間、それが虫のように見える。
3週目
- 散歩によく出る、実家→多摩川コース。直接目的地には行けず、考え事をしていると路沿いに右回り、目的地を思い出すと左回りで歩く。
- 散歩中、思考がまとまらず→吐き気→おさまってくる→瞳孔が開く→吐き気が治まる→貧血状態、ということが数回有り。
- 背骨を中心として頭を軸に、振り子のように歩いている状態
- トラウマを思い出す(小学校初日で帰宅の方向を間違えて迷子になる)。→区切りを5年遅らせた原因ではないか?(30歳でバンド活動を止めようと思っていた)。
- 散歩中、小中学等、過去の事を思い出す度に頭に 10
分程度の鈍痛。右脳→中心部→左脳、で治まる(似たような鈍痛(貧血を伴う)は前回の急性ストレス障害時にあった)。
- 飛蚊症の状態あり。前回吸ったタバコの煙が次に吸った時に見える。
- 聴覚、右耳がモノラルで聞こえる(耳掃除により解決)。耳鳴り有り、左耳と右耳で周波数が違う(右耳をAとすると左耳はCぐらい)→右耳では高い音が聞き取り辛いのではないか?
- 聴覚、耳鳴り以外では、登山時やトンネル内に入った時のような鼓膜の変化を感じる。
- 睡眠時間が安定してくる。深夜12時前後に就寝、5時起床の生活。
- 眼鏡が見つかる。度が合わないので新たに購入。
4週目
- 心の中での会話は大分減る。まれにあっても、切りのいい所で会話を止める事が出来るようになる。
- 耳鳴りは殆ど無し、鼓膜の変化はまれに感じる。
- 食欲、性欲、睡眠等は問題なし。
- ウォーキング、ジョギングを中心とし、体力回復を図る。最初のうちは心拍数が上がる都度に吐き気があったが、現在は大分起こらなくなる。
- 友人のライブを数回見に行く。初回は耳鳴りにより体調が悪くなり、2時間半程でリタイヤ。以降は回数を重ねる毎に調子を取り戻す。
- 耳抜きの要領で、鼻をおさえ、口を閉じて息を吐く・吸うを十数回繰り返すと頭(体?)が軽くなったように感じる。
- 通院先をクリニックから総合病院の神経科に変更。
1週目
- 総合病院の医師より、(統合失調症ではなく)ADHDであると診断される。
- 服用をドグマチール50mg×2錠、タガメット200×1錠(以上、毎食後)に変更。
- 瞬きが見えるようになる(瞬きという言葉をこの時点まで忘れていた)。
- 耳抜き(上記参照)を定期的に続ける。特に吸った時、鼓膜がへこむような感覚があり(主に右)、頭がスッキリする。大変気持ちが良い。
これはおそらく気圧と鼓膜とのバランスが取れるのと、一時的に酸欠状態になる事によりハイになっているのでは?と推測出来る。
- 飲酒後(ほろ酔い程度)、電車に乗ると、終点まで寝過ごしてしまう。逆方向に乗り換えてもまた寝過ごす。以前は殆ど寝過ごす事は無かった。薬+酒のせいか?
- 家族と話していて、雑談のつもりが軽く口論になりかける。セパゾンを抜いたせいか?心の中での会話も多め。頓服として1錠飲んでみる(→約30分後、落ち着いてくる。1時間後、いわゆる「心が落ち着いた状態」に。)。頓服のつもりだったが、結局、一日3錠の服用(二日後にも1錠服用→翌日2錠服用)。
- 所要の為、以前通院したクリニックで書類を作成してもらう。医師より、自律神経症と診断される。
- 左利きの感覚に慣れてきた。左利きというよりは両利きに近い感覚。
- ハローワークで失業給付手続。同時に派遣会社を含めた求職活動開始。因みに上記の「書類」は3ヶ月の給付制限を解除する為に作成したもの。
2週目
- 生活パターンの傾向は朝5時起床、昼寝1時〜3時、深夜1〜2時就寝。
- 数日間、耳鳴り多め(因みにこの時期の月齢は14〜16、大潮、満月)。
- 普段あまり使わない言葉・普段考えない事を思い出す度、鼓膜がコキコキ鳴るような感覚がある。
- 度々、鼓膜の方で脈を感じる。
- 起きぬけに耳鳴り有り(右側)。この時、左側にPCが置いてあり、ファンの音等、小音のノイズが発生していた。
- 糖分を気持ち多めに取るようになってから、朝起きぬけに鼻が詰まっている事が少なくなった。
- 左利きにさらに慣れる。意識しないで左手を使うように心がける。
- 鼓膜がコキコキ鳴る感じ、体を動かした時の他に、時計の針音を聞いている時にあり。1秒〜4秒で合わせて鳴る感じ。
- 友人のちょっとした悪ふざけで肋骨(ワキ腹)にヒビが入る。全治3週間と診断される。2週間分の痛み止めと化膿止め、胃薬を処方される。
3週目
- 服用をドグマチール錠50mg×1・セパゾン錠1×1・タガメット錠200mg×1(以上、毎食後)に変更。
- 精神的には落ち着く。
- 耳鳴りは殆ど無し。
- 日中に眠くなる事多し。肋骨ヒビの痛み止めも飲んでいるので、セパゾンのせいかどうかは不明。
- 体調はほぼ正常。
4週目
- 肋骨ヒビの痛み止め、服用終了。
- 日中(夜も)眠くなる事が多いのでセパゾンの服用を調整(→朝食後、就寝前に変更)。
- 軽い耳鳴りがあったが、例の耳抜きで気にならない程度に治まる。
1週目
- 服用をドグマチール錠50mg×1・タガメット錠200mg×1×1(以上、毎食後)、セパゾン錠1×1(朝食後、就寝前)、エビリファイ錠3mg×1(就寝前)に変更。
- エビリファイ服用初日、効いている感じ。変な妄想癖が出ず、落ち着き過ぎという事もない、不思議な効き方。
- 雨で気圧が低いせいなのか、鼓膜が頻繁にコキコキ言う。
- エビリファイを服用する時間を色々変更してみる。就寝前に飲むのが一番効果が感じられる(但し、その前後に飲酒していると効果が良く分からず)。セパゾンの落ち着き方とは違う効き方。「ニュートラル」とでも言えばいいのだろうか。
- 数週間前からなのだが、満月の夜は頭を北にすると落ち着いて寝られる(普段は玄関と逆側が頭)。
2週目
- 派遣会社へ出向き、登録作業を行う。他にも別(元)の派遣会社から連絡あり。その夜、右脳(の後頭部)に軽い鈍痛。
- 気圧の変化のせいか、右の鼓膜に軽い痛みを感じる。
- 知人関係で些細なトラブルあり。頭に軽い違和感(重み)を感じる
3週目
- 服用をドグマチール錠50mg×1・タガメット錠200mg×1×1(以上、毎食後)、セパゾン錠1×1・エビリファイ錠3mg×1(以上、朝食後・就寝前)に変更。
- 夕方になるとソワソワする。エビリファイが切れる為か?エビリファイの服用を朝食後・夕方に変更。
4週目
- 服用をドグマチール錠50mg×1・タガメット錠200mg×1×1(以上、毎食後)、セパゾン錠1×1/2・エビリファイ錠3mg×1(以上、毎食後・就寝前)に変更。
- 右手使用時の違和感が減ってきた。
- 全般的に、脳の鈍痛・違和感が減る。
- 脳波の検査を受ける。診断結果は異常なし。
- 心理テスト(ロールシャッハテスト、Bender Gestalt Test、SCT(Sentence
Completion Test-文章完成法テスト))を受ける。診断結果は、細かい反応はあるものの、大きな異常はなし。
以上、2006年12月4日現在
- 脳内の糖分と塩分、三半規管のバランスの崩れにより、神経症及び躁鬱病が発症するのではないだろうか?
さらに体内時計、体内磁石が関係しているのではないか?月齢と何か関係しているのではないだろうか?
- 体質面で見ると、遺伝が関係しているのではないだろうか?
- 脳内では、糖分が体内の水分を保持する命令を出し、塩分が水分を放出する命令を出しているのではないだろうか?
そのバランスを取ることにより神経症及び躁鬱病の発症率が減るのではないだろうか?
- 耳鳴りに似た周波数の音を脳が覚えている事が、幻聴の原因ではないだろうか?
- 幼児期等に見た物の記憶が脳の異常で見えるようになるのが、幻覚の原因ではないだろうか?
- 右利き・左利きの矯正を止めれば(文章を書く等、右手のほうが向いている事柄を除く)、神経症及び躁鬱病の発症率が減るのではないだろうか?
- 神経の異常により右脳・左脳の伝達がうまくいかなくなる事が、ある種の神経症の原因ではないだろうか?
- 耳鳴りを抑えるには、体内の気圧を耳抜き(鼻と口を押さえて吸う、吐くを数回繰り替える)で調整する事が有効なのではないだろうか?
以上、2006年10月12日現在